創業ストーリー

有田で創業した方へインタビューしました。

街と人と産業をつなぐ
ネイバーフッド型カフェ

カフェ&ショップ Fountain Mountain

原 大輔さん

有田焼の始まりの地、泉山地区にある築100年以上の古民家をリノベーションしたカフェ「Fountain Mountain」。

オーナーは、東京にてデザイン会社を経営する原 大輔(はら だいすけ)さん。

原さんは、長崎県生まれの千葉育ち。父親が有田の出身という事で、小さいころ何度か有田を訪れたことがあったそうです。

 

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有田焼創業400年という記念イヤーの2016年、様々なメディアに取り上げられるようになった有田。原さんにも「有田」という言葉を目にしたり耳にしたりする機会が増えます。

その時心の隅にあった、小さい頃に有田に訪れた記憶を思い出し、自分にもデザインで有田に貢献できないかと考え、思い切って有田を訪問。地元の方々にリサーチを兼ねてインタビューを行い、有田町の現状を聞いているうちに“人の集う拠点が必要”と感じ、創業することを決意されました。

そうして立ち上がった「Fountain Mountain」は、“Good Place”をテーマに、有田初のコミュニティースペースとして、地域や産業をとり巻くさまざまなカルチャーやライフスタイルを提案・発信する、ネイバーフッド型(地域密着型)のカフェ&ショップです。

 

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原さんは実際に創業してみて、「来店していただいたお客様には上有田地区を全く知らなかったという人もいたり、長崎だと有田が遠く感じるなど、僕らが感じえなかった考えも聞けました。しかし、ちゃんと知らせるところに知らせればお客様が来ていただけるということもわかりました。創業前は人が全く歩いていなかった上有田地区に、現在はSNSやイベントなどで県内外からお客様が来店されるようになりました。」と喜びの表情を見せます。

しかし、理解はしていたものの有田での創業は想像以上に大変と、苦労された面もあるそうです。

 

原さんは、ご自身がされているデザインというクリエイティブの仕事と、陶磁器の町である有田町に親和性を感じていると言います。

今後は「ものづくり」という軸で、様々なものづくりの方への支援や発信ができれば、と展望を語ります。

現在お店は、カフェと雑貨の販売やイベントの開催を中心に活動されていますが、店舗の2階空スペースを活用した新たな展開も考えているとの事。これからも、カフェ&ショップにとどまらない「Fountain Mountain」の活動に、目が離せません。

 

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Fountain Mountain

住所:佐賀県西松浦郡有田町中樽1-10-8 [ GoogleMapで見る ]
電話:0955-25-9249
FAX:0955-25-9249
営業時間:11:00 - 17:00
定休日:月曜・火曜(祝祭日含む)、4/29 - 5/5 営業 5/6 - 7 店休日
ホームページ:http://www.fountainmountain.jp/