★散歩で 有田を歩くコース ![]() 【泉山磁石場】】 日本の磁器発祥の地有田の歴史はここから始まりました。陶祖・李参平が元和2年(1616年)に発見したといわれる日本最初の陶石(磁器の原料)採掘場は、現在は削りとられた白い岩肌を見せるばかりですが、最初は一つの山だったのです。大名諸侯の賞賛を浴び、ヨーロッパの人々を魅了した有田焼400年の歴史を支え続け、昭和55年に国の史跡に指定されました。 ![]() 【口屋番所跡・大公孫樹】】 ![]() 【トンバイ塀のある裏通り】 ![]() ![]() ![]() 【ちょっと一息】 世界初の陶磁器製からくり人形の上演(有料)する有田館には、青木龍山、井上蔓二、今泉今右衛門、酒井田柿右衛門の作品が展示されています。二階に上がると、有田焼のコーヒーカップ約400個がずらりと並び、さらに奥の喫茶コーナーでは、約100個の中から好きなカップを選べるコーヒーサービス(1杯100円)も。若い作家から有田が誇る名陶工の作品まで、どれにするか迷ってしまいます。 ![]() ![]() 【今右衛門窯・赤絵座】 有田焼独特の赤絵の技術の他に流出することを防ぐため、赤絵師達はこの場所に集められてきました。そのうちの一軒が今泉今右衛門で、二階窓下の瓦には、職人達が作業場から捨てた絵の具が、今も赤い染みを残しています。体験工房赤絵座では、皿や湯飲み、飯椀などに絵付け体験(1000円〜)。実際に筆をとり、作品を作ってみることで、有田焼にもっと近づけそうです。 ![]() 泉山の上の番所に対し、中の原・岩谷川内には下の番所がありました。一帯の町家は、大樽、赤絵町に比べると、どっしりと大きく、江戸時代の焼き物商人達が住んでいました。有田随一の貿易商久富一族の屋敷のある一角を町の人々は「本陣」と呼んでいました。これは佐賀藩主が訪ねた際、そこに泊まったことから。現在は食事ができるようになっています。 |