有田の町並み


有田の町並み図
内山地区とは江戸時代に設けられていた上の番所(泉山)から下の番所(岩谷川内)の間、約2キロにわたる通る中心とした地区をいい、平成3年に国の重要伝統的建物群保存地区に選定されています。江戸時代より明治、大正、昭和にかけてその時代を代表する町屋の連なりは、九州でももっとも質が高く変化に富んだ建物といわれています。


菊池家(天保2年築)
脇本陣(賞美堂本店)

江戸後期の商家のたたづまいを完全に保っています。見学可能。


本陣 天保2年築(1831)
佐賀藩の本陣や宿泊所として供されました。


庄村家(幕末築)
辻家(幕末築)

江戸時代を代表する町家であり、赤絵師の町家。


深川家(明治2年築)
(香蘭社)

窯元らしい町家で有田は珍しいまなこ壁がみられます。


松本家(昭和5年)
軒廻りを深く塗り込めた黒漆喰の外観を持ち、重厚な表情を見せています。


異人館(明治9年築)
陶磁器買い付けに訪れた外国人の宿泊接客所として利用された。列柱を配したテラスとベランダを備え、半円形のアーチ窓を持ち典型的な擬洋風建築です。屋根の鬼瓦が面白い。


手塚家(大正初期築)
灰色の漆喰壁を持ち、2回外壁の角に洋風の意匠が見えます。(見学可)


松本家(明治末期築)
明治の町家を代表する1つ。1階の格子と中3階を持ち、入母屋の破風部分に小窓を持つ、特異な風貌を呈します。


森永家(明治5年築)、服部家(大正7年築)
松本家(明治中期築)

明治、大正、昭和それぞれの町家が比較できて面白い。


井出家(明治2年築)
白漆喰で、格子構えの仕舞屋らしい町家。明治初期を代表する有田の町家の1つ。


銘品堂(昭和8年築)
3階建洋館と隣接する町家との取合いが面白い。


山口家(昭和5年築)
昭和期を代表する町家の1つ。黒漆喰を厚く塗り廻し、重圧、豪壮な外観を持っています。


久富家
文政12年築(1828)

江戸期より薬商を営み当初の外観を保っています。




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